ホームページはAIで無料で作れる?6サービスの無料プランを公式で確認(2026年10月時点)

ホームページはAIで無料で作れる?6サービスの無料プランを公式で確認(2026年10月時点)

「AIに頼めば、ホームページって無料で作れるんでしょ?」——半分は本当です。いまは多くの作成ツールにAI機能があり、数分でそれらしいページができます。ただ、無料で「作れる」ことと、無料で「公開し続けられる」ことは別です。さらに「問い合わせが来る」かどうかは、ツールでは決まりません。この記事では、主な6つのサービスの無料プランでできること・できないことを公式ページの数字で整理し、AIで作った文章・画像の著作権、あとで引っ越しにくい問題、AI・無料で十分なケースとプロに頼むケースの分かれ目までまとめました。

結論:作るのは無料。でも「公開し続ける」「問い合わせが来る」は別の話

「無料でホームページ」には、3つの段階があります。どこまでを無料で済ませたいのかを先に決めると、ツール選びで迷いにくくなります。

段階無料でできる?ポイント
① 作る多くのサービスでできるAIで構成・文章・デザインのたたき台まで作れる
② 無料のまま公開し続けるサービスによって条件つき/できない広告やロゴの表示、ページ数の上限、独自ドメインが使えない、放置すると削除、など
③ 問い合わせが来るツールでは決まらない誰に何を伝えるか、自社の事実と写真、Googleマップや検索とのつながりで決まる

たとえばペライチは、2025年10月1日から無料プランではページを公開できなくなりました。「無料で作れる」と書かれていても、公開の段階で有料になるサービスはあります。

一方で、開業前に名刺代わりのページがほしい、イベントの告知を1枚出したい。そんな目的なら、AI・無料のツールで十分なことも多いです。大事なのは「無料かどうか」より、自分の目的に足りるかどうかです。

AIでホームページを作る2つの方法

「AIで作る」には、大きく2つのやり方があります。

方法どういうもの向いている人
A:作成ツールのAI機能を使うWix、ジンドゥー、STUDIOなどの作成ツールに、業種や要望を入力。AIがページの構成・文章・デザインを提案するパソコン操作は苦手でも、まず形にしたい人
B:ChatGPTなどで文章やコードを作る生成AIに文章やHTMLのコードを書いてもらい、自分でサーバーや作成ツールに載せる文章の下書きだけほしい人/コードを扱える人

Aは、作ってそのまま公開までできるのが強みです。ただし公開の条件(無料か有料か、広告が出るか)は、そのツールのプランに従います。

Bは自由度が高い反面、公開する場所(サーバー)と住所(ドメイン)は自分で用意する必要があります。文章の下書きだけBで作って、Aのツールに貼る、という組み合わせもよく使われます。

海外にはKleap、Durable、Hocoos、10Webなど、AIでのサイト作成を売りにしたサービスも多くあります。この記事では、日本の店舗や中小企業で使われることの多い6つに絞って比べます。

主なサービスの無料プランでできること・できないこと

ここからは、2026年10月時点の各社公式ページで確認できた内容だけを載せています。プランの中身は変わることがあるので、使う前に各社のページで最新の情報を確認してください。

サービス無料で公開独自ドメイン(無料プラン)無料プランで表示されるもの・上限
Wixできる(URLは「○○.wixsite.com/○○」)接続できない(有料のプレミアムプランで可能)Wixの広告が表示される(削除はプレミアムプラン)
ジンドゥー(AIビルダー)できる接続できない。「○○○.jimdosite.com サブドメイン」広告などが表示される。ページ数5まで、容量5GB
STUDIOできる接続・公開できない(有料プランで可能)Studioのバナーが表示される(非表示は有料)。ページ数50、CMSモデル3件、容量5GB
ペライチできない(2025年10月1日から)—(全有料プランで利用可)公開には有料プランの契約が必要
Canvaできる(無料のドメイン上で最大5サイト)使えない(Canvaプロ等で利用可)「Designed with Canva」のフッターは無料プランでは削除できない
Googleサイト公式ヘルプで確認できたのは独自ドメインの接続方法まで自分で持っているドメイン(またはGoogle Workspace経由で購入したもの)を接続できる。ドメイン代は別この記事では、公式で確認できなかった点は扱いません

出典:2026年10月時点の各社公式ページ(Wixヘルプ「Wix プレミアムプランの料金」「無料でサイトを構築する」、ジンドゥー料金ページ、STUDIO料金ページ、ペライチのお知らせ(2025年8月18日)と料金ページ、Canvaヘルプ「Webサイトを無料で公開する」「独自ドメインでWebサイトを公開する」、Googleサイト ヘルプ)。

AI機能はどのサービスにもあります。名称は、Wixが「AI サイト作成ツール」、STUDIOが「Studio.Assistant」、ジンドゥーは「ジンドゥー AI ビルダー」。Canvaは無料版だとAIの利用枠が「最大20回」です。

ペライチは2025年10月から無料で公開できない

ペライチは、2025年8月18日のお知らせで、フリープランについて「ページ公開には別途いずれかの有料プランへのご契約が必要となります。(公開可能なページ数が1→0に)」と発表しました。適用は2025年10月1日からで、すでにフリープランで公開していたページも「2025年10月1日からページが非公開となります」とされています。

ペライチの有料プランは、2026年10月時点の公式ページで次のとおりです(月額)。

プラン月額(税抜)月額(税込)ページ数
ライト1,480円1,628円3ページ
レギュラー2,980円3,278円5ページ
ビジネス3,980円4,378円20ページ
プロフェッショナル6,980円7,678円20ページ

出典:ペライチ 料金ページ(2026年10月時点)。年契約なら10%以上お得とされています。独自ドメイン・広告非表示・AIアシスト・問い合わせフォームは全プランで使えます。

なお、「お試しビジネスプラン(1か月0円)」があり、公式には「自動で有料プランに切り替わることはございません」とあります。まず触ってみたい人は、この枠を使う方法もあります。

放っておくと消えることがある

とくに見落としやすいのが、ログインしないまま放置したときの扱いです。規約には次のように書かれています。

サービス規約の記述(原文)
ジンドゥー「無料プランの登録日から最初の14日間もしくは有効期間中に180日を超えて、一度もログインが行われなかった場合、ユーザーが本サービスを解約したものとみなし、そのユーザーのコンテンツを削除することができます」
STUDIO「当社の裁量により、あらかじめ通知することなく、最終のアクセスから1年以上経過しているアカウントを削除することができる」(第26条4項。無料プランに限らない)

出典:ジンドゥー利用規約(2026年9月1日改定施行)、STUDIO利用規約(第5版 2025年12月1日)。

「作ったきり触っていない」ページは、ある日見られなくなる可能性があります。カレンダーに「年に1回ログイン」の予定を入れておくだけでも防げます。

また、ジンドゥーの規約には、無料プランで表示される広告などについて「ユーザーは、このコンテンツ等をジンドゥーページから変更、移動および削除してはなりません」ともあります。無料プランの広告は、自分で消せないものと考えておきましょう。

有料にするといくら?ツール代を5年で計算

独自ドメインを使いたい、広告を消したい。そう思ったら有料プランです。月額は小さく見えても、5年使うとまとまった金額になります。

サービス・プラン料金(公式)5年のツール代(計算例)
STUDIO Mini(2ページ+404ページ)月590円(年払い。月払いは1,290円)35,400円
STUDIO Personal月1,190円(年払い。月払いは1,720円)71,400円
STUDIO Business月3,980円(年払い。月払いは5,460円)238,800円
ジンドゥー START(10ページ)1年15,480円(初回契約時の価格)77,400円
ジンドゥー GROW(50ページ)1年24,840円(初回契約時の価格)124,200円
ペライチ ライト(3ページ)月1,628円(税込・月契約)97,680円
ペライチ レギュラー(5ページ)月3,278円(税込・月契約)196,680円
Canvaプロ年11,800円(1人あたり)59,000円

出典:2026年10月時点の各社公式ページ。STUDIOは税込(同社ヘルプ「※表示価格は全て税込みとなります。」)。ジンドゥーは2026年3月18日のお知らせで「※価格はすべて税込み表示。」「※上記価格は初回契約時の価格」とされ、更新時はドメイン利用枠(1年2,110円)と消費税を含めた価格になると案内されています。更新時の総額はこの記事では確認できていないため、表は初回契約時の価格で計算しています。Canvaは公式ページで税の表記を確認できていません。WixはこのURLで円の料金を確認できなかったため載せていません。いずれもドメイン代と自分の作業時間は含まない計算例です。

こうして並べると、ツール代だけなら5年で数万〜20万円台です。依頼して作る場合(制作費が数十万円から)と比べると、かなり抑えられます。

ただし、ツール代に入っていないものがあります。自分の作業時間です。構成を考え、文章を直し、写真を撮り、更新する。その時間を本業に使ったらいくらになるか、も費用の一部です。依頼した場合の相場や5年の総額は、ホームページ制作の費用と相場で詳しく計算しています。

AIで作った文章・画像の著作権

AIの著作権については、文化庁の文化審議会著作権分科会法制度小委員会が「AIと著作権に関する考え方について」(令和6年3月15日)をまとめています。これは国の考え方の整理で、資料自身が「本考え方自体が法的な拘束力を有するものではなく」と書いています。法律で決まったルールではなく、「現時点ではこう考えられる」という整理として読んでください。

ホームページに関係するのは、2つの問いです。

  • 守れるか:AIで作った文章・画像を他社に真似されたとき、著作権で守れるか
  • 侵害しないか:AIで作った文章・画像が、他人の作品の著作権を侵害していないか

守れるか:「人間がどれだけ創作に関わったか」で変わる

資料はまず、「AI は法的な人格を有しないことから、この『創作する者』には該当し得ない」としています。そして「生成AI に対する指示が表現に至らないアイデアにとどまるような場合には、当該AI 生成物に著作物性は認められないと考えられる」。そのうえで、判断の要素を次のように整理しています。

要素資料の考え方
① 指示の分量・内容詳しい指示は「創作的寄与があると評価される可能性を高める」。ただし、長い指示でもアイデアにとどまるなら影響しない
② 試した回数回数そのものは影響しない。ただし、出てきたものを確認しながら指示を直して繰り返す場合は「著作物性が認められることも考えられる」
③ 選んだこと出てきた候補から選んだだけでは影響しない
④ 人間の加筆・修正「人間が、AI 生成物に、創作的表現といえる加筆・修正を加えた部分については、通常、著作物性が認められる」

出典:文化庁「AIと著作権に関する考え方について」5.(3)(39〜40ページ)

また資料では、著作物と認められないものでも、真似されたことで営業上の利益が侵害されたといえるような場合には、民法上の不法行為として、真似した相手に損害賠償を請求できる余地があるとしています(認められるのは特別な事情がある場合に限られる、という判例の考え方も示されています)。

ホームページに置きかえると、こう考えられます。AIに一言頼んで出てきた文章や画像は、他社に真似されても著作権で守れない可能性があります。反対に、自分の言葉で書き直した部分(創作的な加筆・修正)が増えるほど、守れる部分も増えると考えられます。自社で撮った写真は、もともとAIの出力ではない自社の素材です。

侵害しないか:「似ている」と「元の作品に依拠した」の両方で判断

著作権の侵害になるかどうかは、「類似性及び依拠性」の両方で判断されます。AIの場合に問題になるのは「依拠性(元の作品をもとにしたか)」で、資料は3つの場合に分けています。

場合資料の考え方
① 使う人が元の作品を知っていた(既存の画像を読み込ませて似せた、など)依拠性があると考えられる
② 使う人は知らなかったが、元の作品がAIの学習データに入っていた「通常、依拠性があったと推認」される。ただし、学習した作品が出力されないことが技術的に担保されている場合などは、依拠性がないと判断される場合もあり得る
③ どちらでもない「偶然の一致に過ぎない」として、侵害は成立しない

出典:文化庁「AIと著作権に関する考え方について」5.(2)(32〜35ページ)

さらに資料では、侵害があった場合の扱いを次のように整理しています。差止めは、故意や過失がなくても求められ得ます。損害賠償には故意または過失が、刑事罰には故意が必要です。また、元の作品を知らなかった場合でも、使用料に当たる額などを「不当利得」として返すよう求められることがあり得る、としています。

つまり、「知らなかった」では済まないことがあります。ホームページで気をつけたいのは、次の2つです。

  • 特定の会社のロゴやデザイン、キャラクターに似せるような指示をしない
  • AIが出した画像やデザインが、有名な作品や他社のものに似ていないか、公開前に目で確認する
個別の判断は専門家へ。ここで紹介したのは国の考え方の整理で、個々のケースで著作権が認められるか・侵害になるかを決めるものではありません。迷う場合は、弁護士などの専門家に相談してください。

各サービスの規約で決まっていること

AIで作ったものの扱いは、サービスの規約にも書かれています。AIについての条項があるサービスで共通しているのは、「AIが出したものの正しさは保証しない。確認して使うのは利用者の責任」という点です。

サービスAIで作ったものについての記述(原文)
Wix「当社は、かかる出力の正確性、完全性、関連性、知的財産コンプライアンス、合法性…について、一切の責任を負いません」「AI サービスの他のユーザーは、…同一または類似の独自のアウトプットを生成する場合があります」「アウトプットを使用、公開…する前に、AI ツールのすべてのアウトプットを確認し、…法的に許可されていることを確認する責任を負う」「アウトプットに Wix が所有する既存の知的財産が含まれていない限り、Wix はアウトプットの所有権を主張しません」
STUDIOStudio.Assistantの生成コンテンツについて「当社はその内容、正確性、適法性、第三者権利非侵害等を保証せず、ユーザーは自己の責任において利用する」(第16条)。知的財産権は「本サービスにおけるコンテンツ単体の部分を除き、ユーザーに帰属する」(第20条)
ジンドゥーAIビルダーの提案の「正確性または信頼性について責任を負いません」。ユーザーは「公開する前に検討する責任」を負い、「所有者として…すべてのコンテンツに対し責任を負う」(第16条)
ペライチAIに特化した条項は見当たらない。会員が作ったページの知的財産権は会員、埋め込みのプログラムなどはペライチ、提供素材は提供元(第14条)
Canva「Canvaとの関係において、適用法によって最大限許可されている範囲で、…あなたはあなたの出力を所有します」(ライセンスコンテンツを含む場合を除く)。「本規約に準拠し、自己責任で使用することに同意する限りにおいて、ご自身が所有する出力を法的な目的に使用することができます」。禁止される使い方として「AIサービスによって生成されたコンテンツが、人によって作り出されたものであると誤認させること」を挙げている

出典:Wix利用規約(最終更新2025年10月30日)、STUDIO利用規約(第5版 2025年12月1日)、ジンドゥー利用規約(2026年9月1日改定施行)、ペライチ利用規約(令和8年8月1日改定)、Canva AI製品規約(2026年6月26日)。

Wixの規約には「他のユーザーが同一または類似のアウトプットを生成する場合がある」とあります。AIが作った文章は、よその会社のサイトと似る可能性があるということです。そのまま載せるより、自社の言葉に直したほうがよい理由がここにもあります。

また、Wixの規約(3.1)には、サービスの提供・維持・改善のために、ユーザーのコンテンツを同社のAIや機械学習モデルのトレーニングに使うことがあり、ユーザーはそれに同意する、という定めがあります。STUDIOは「当社が別途明示する場合を除き、当社又は第三者が機械学習その他のモデル学習の目的で利用することはありません」としています(第20条)。気になる方は、各社の規約の該当部分を読んでおきましょう。

商用での利用について。今回読んだ規約には、「自分のお店や会社のサイトとして使うことは禁止」とはっきり書いたものは見当たりませんでした。ただし、関係しそうな定めはあります。たとえばWixは、サービスを商業目的で販売・利用することを、規約で許可された場合を除き禁止しています。STUDIOは、サービスを「自己のために利用する目的でのみ」使えるとし、料金ページでもプランを「個人利用」と「ビジネス利用」に分けています。どこまでが認められるかは、この記事では確認できていません。お店や会社のサイトに使う前に、どのプランが事業での利用を想定しているかを、各社の規約や料金ページ、サポートで確認してください。

Googleは「AIで作ったか」より中身を見る

「AIで作ったサイトは検索で不利になる」という話を見かけます。Googleの公式の説明は、次のとおりです。

  • 「コンテンツがどのように制作されたかではなく、その品質に重点を置く」
  • 「AI 生成のものを含め、自動化を利用したコンテンツすべてがスパムであるとは限らない」
  • 「検索結果のランキング操作を主な目的として、コンテンツ生成に自動化(AI を含む)を利用することは、スパムに関する Google のポリシーに違反します」

出典:Google検索セントラル ブログ「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」(2023年2月8日)

また、スパムに関するポリシー(2026年9月2日最終更新)では、スパムの例として「生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること」を挙げています。

まとめると、AIを使ったこと自体ではなく、読む人の役に立つ中身かどうかが見られます。AIで地域名だけ変えたページを大量に作る、といったやり方は避けましょう。自社の実績や料金、対応エリアなど、その会社にしか書けない情報があるページは、作り方に関係なく評価の土台になります。検索やGoogleマップで見つけてもらう考え方は、SEO対策・Googleマップ対策のページにまとめています。

AI任せでは作れないもの・入れてはいけないもの

AIは、構成のたたき台や文章の下書きを作るのが得意です。でも、あなたの会社の事実は知りません。次のものは、自分で用意するしかありません。

AIが作れないものなぜ大事か
実績・施工事例の写真「本当にやっている会社か」を判断する一番の材料
料金AIが書く「相場」は自社の料金ではない。問い合わせ前に知りたい情報の筆頭
対応エリア・営業時間間違っていると、来てほしいお客様を逃す
お客様の声実在の声でなければ載せられない。AIが作った架空の声は載せない
代表の顔と言葉小さな会社ほど「誰がやっているか」で選ばれる

Wixの規約にも、出力の正確性について責任を負わないとあります。下書きはAIに任せても、事実の確認と素材は自分の仕事です。

使うときに気をつけたい3つのこと

  1. 個人情報や社外秘をAIに入れない:お客様の名前や連絡先、見積もりの中身、取引先との契約内容などは入力しない。入力したデータがどう扱われるかは、サービスごとの規約やプライバシーポリシーで違います
  2. AIが書いた「地域No.1」「最安」「必ず」をそのまま載せない:AIは根拠がなくても、それらしい言葉を書くことがあります。裏付けのない表現は、お客様の誤解やトラブルのもとになります。載せる前に、根拠を示せるかを確認しましょう。「No.1」「最安」のような表示は、根拠がなく事実と違うと、景品表示法の不当表示(優良誤認・有利誤認)として問題になることがあります
  3. 公開前に人の目で読む:社名・電話番号・住所・料金の数字は、1つずつ照らし合わせる。画像は、他社のロゴや有名な作品に似ていないかも見る

あとで引っ越しにくい問題と、最初にやっておくこと

無料・低価格のツールで始めて、あとから「ちゃんと作り直したい」と思うことはよくあります。そのとき困るのが引っ越しです。

Wixのヘルプには、「SaaS アーキテクチャが Wix 独自の技術を使用し、Wix のサービスに依存して動作することから、外部ホスティングをサポートしていない」とあります。つまり、Wixで作ったサイトをそのまま別のサーバーに移すことはできません。一方で、同じページに「Wix で作成したコンテンツはユーザーに帰属します」とも書かれています。ペライチも、自社のトップページで「サービスの引越しがしづらい」と書いています。

作成ツールのサイトは、見た目ごと持ち出すのは難しいと考えておくのが無難です。だからこそ、最初に次の3つをやっておくと、乗り換えのときに困りません。

やっておくこと理由
① ドメインは自分の名義で取って、ツールに接続するWixのヘルプにも「別のプロバイダでドメインを購入・管理し、そのドメインを Wix サイトに接続することは可能です」とある。ツールを変えても、同じURLを使い続けられる
② 原稿と写真を手元に残す文章はテキストファイルに、写真は元のデータをフォルダに。作り直すときの材料になる
③ ログイン情報を自分で管理するツール・ドメインのIDとパスワード、登録メールアドレスを控えておく。担当者が変わっても困らない

とくに①が大事です。「○○.jimdosite.com」のような無料のサブドメインのまま、名刺やチラシ、GoogleビジネスプロフィールにURLを載せると、ツールを乗り換えたときに印刷物を刷り直すことになります。印刷物に載せる予定があるなら、最初から独自ドメインにしておくのがおすすめです。

AI・無料で十分なケース、プロに頼むケース

ここまでを踏まえて、目的別に整理します。

こんなときおすすめ理由
開業前で、名刺代わりのページがほしいAI・無料ツールで十分まず存在を示せればよい。あとで作り直す前提で始められる
イベントや期間限定のお知らせAI・無料ツールで十分期間が終われば役目も終わる。作り込む必要は少ない
とりあえず形にして、何を載せたいか考えたいAI・無料ツールで十分たたき台があると、自分の考えが整理しやすい
問い合わせや採用の応募を増やしたいプロに相談誰に何をどの順で伝えるか、の設計で結果が変わる
「地域名+業種」で検索に出たいプロに相談ページの作りに加え、Googleマップや口コミとのつながりも関係する
更新する時間がないプロに相談放置すると情報が古くなり、無料プランでは削除のおそれもある
チラシ・Googleマップ・LINEとつなげたいプロに相談入り口が増えるほど、全体の導線を設計する意味が大きくなる

中間案:AIで下書き → 事実を自分で直す → 設計・撮影はプロに

「全部自分」か「全部おまかせ」か、の二択ではありません。こんな分け方もあります。

  1. AIで構成と文章のたたき台を作る:「どんなページが要るか」「何を書くか」を考える材料になる
  2. 事実を自分で直す:料金・エリア・実績・自分の言葉に置きかえる
  3. 設計・撮影・導線をプロに頼む:誰に向けて、どの順で見せ、どこから問い合わせてもらうか。写真の質も含めて任せる

自分で考えた材料があると、依頼するときの打ち合わせも進めやすくなります。

なお、問い合わせはホームページの中だけで決まるものではありません。地域の小さな会社なら、Googleビジネスプロフィールや口コミから見つけてもらうことも多いです。詳しくはGoogleビジネスプロフィールの始め方をご覧ください。

ツクシに頼む場合の料金

比べる材料として、ツクシの料金も載せておきます。ツクシは我孫子を拠点にした個人事業で、窓口は最初から最後まで代表の橋爪が担当します。

メニュー料金(税込)内容
HP・LP診断/競合調査/施策の提案0円今のサイトの課題、競合、狙うお客さまを調べて提案
ホームページ・LP制作30万円〜構成・文章・デザイン・制作まで。スマホ対応、問い合わせ導線の設計込み
運用・改善月3万円〜数字を見た毎月の改善。更新・修正にも対応
ホームページの修正(単発)1回11,000円〜60分までの作業と作業前のバックアップ込み

※料金は一例です。ページ数・機能・原稿や写真の有無で変わります。

制作費30万円に、修正を1回11,000円で年6回・5年頼むと63万円〜。運用を月3万円で5年任せると210万円〜です(ツクシの料金での計算例。制作費30万円を含み、サーバー・ドメイン代は含みません)。上で見たツール代の5年分(数万〜20万円台)と比べると、差は大きいです。

この差額で買っているのは、設計・撮影・導線づくり・更新の代行・数字を見た改善と、あなた自身の時間です。それが必要ないなら、AI・無料ツールのほうが合っています。必要かどうか迷うなら、無料の診断で今の状況を見てから決めても遅くありません。

料金の考え方はホームページ制作の費用と相場、制作の進め方はホームページ制作、単発の修正は単発のご依頼のページをご覧ください(他社で制作したサイトも対応します)。動画を使った発信は動画制作にまとめています。

よくある質問

AIや無料ツールで作ったサイトを、あとから直してもらえますか?
ツクシでは、Wix・ジンドゥー・STUDIO・ペライチなどの作成ツールで作ったサイト(AIで作ったものを含む)の修正も承っています。単発の修正は1回11,000円〜(税込・60分まで、作業前のバックアップ込み)です。ログイン情報や今の状態は、着手前に無料で確認します。AIや無料ツールで作ったサイトを、問い合わせにつながる形に整える仕上げパック(55,000円〜・税込)もあります。詳しくは単発のご依頼をご覧ください。
AIを使えば、ずっと完全無料でホームページを持てますか?
サービスによっては無料のまま公開できますが、条件があります。2026年10月時点の各社公式ページでは、Wixは広告が表示され独自ドメインは使えない、ジンドゥーは5ページまでで広告が表示される、STUDIOはバナーが表示され独自ドメインは使えない、Canvaは最大5サイトでフッターを削除できない、などです。ペライチは2025年10月1日から無料プランでは公開できません。また、ジンドゥーの無料プランは、登録から最初の14日間、または180日を超えてログインがないと、コンテンツが削除されることがあります。STUDIOは、最終アクセスから1年以上たったアカウントを予告なく削除できると規約にあります。
ChatGPTだけでホームページは作れますか?
文章の下書きや、ページのコード(HTML)を書いてもらうことはできます。ただし、公開するにはサーバーとドメインを自分で用意し、コードを載せる作業が必要です。コードに慣れていないなら、作成ツールのAI機能を使うか、ChatGPTで作った文章を作成ツールに貼るほうが進めやすいです。
AIで書いた文章は、検索(SEO)で不利になりますか?
Googleは「コンテンツがどのように制作されたかではなく、その品質に重点を置く」としています。一方で、ランキング操作を主な目的にAIで大量のページを作ることはスパムのポリシーに違反するとしています。AIを使ったかどうかより、読む人の役に立つ中身かどうかが大事です。
AIで作った文章や画像の著作権は、自分のものになりますか?
ケースによります。文化庁の「AIと著作権に関する考え方について」(法的な拘束力はない、国の考え方の整理)では、指示がアイデアにとどまる場合は著作物性が認められないとする一方、人間が創作的な加筆・修正をした部分には通常、著作物性が認められるとしています。また、サービスの規約でも、出力の扱いはそれぞれ決められています。個別の判断は専門家にご相談ください。
AIで作ったサイトを、お店や会社の集客に使ってもいいですか?
「お店や会社のサイトに使うことは禁止」と明記した規約は見当たりませんでした。ただし、サービスによってはプランを「個人利用」と「ビジネス利用」に分けていたり、商業目的での利用に条件をつけていたりします。使う前に、各社の規約と料金ページで、事業での利用に合うプランかを確認してください。
あとからプロに作り直してもらうことはできますか?
できますが、作成ツールのサイトは見た目ごと別の場所に移すのが難しいことがあります(Wixは外部のサーバーへの移行に対応していないと公式ヘルプにあります)。最初から、ドメインを自分の名義で取る、原稿と写真を手元に残す、ログイン情報を自分で管理する、の3つをやっておくと、作り直しのときに困りません。
ホームページ制作に補助金は使えますか?
条件が合えば、小規模事業者持続化補助金の「ウェブサイト関連費」として対象になり得ます。ただし、第20回の公募要領では、ウェブサイト関連費の補助金交付申請額は上限30万円で、ウェブサイト関連費だけでは申請できません。公募の回ごとに条件が変わるので、詳しくはホームページ制作に使える補助金まとめをご覧ください。

まとめ

  • 「無料」には3段階ある。作るのは無料でも、公開し続けるには条件がある。問い合わせが来るかはツールでは決まらない
  • ペライチは2025年10月1日から無料プランで公開できない。ジンドゥーの無料プランは、登録から最初の14日間、または180日を超えてログインがないと、コンテンツが削除されることがある。STUDIOは、最終アクセスから1年以上たったアカウントを予告なく削除できると規約にある。定期的にログインを
  • AIで作った文章・画像の著作権は、文化庁の整理(法的な拘束力はない)では人間の関わり方しだい。他社の作品に似せない、公開前に目で確認する
  • Googleは作り方より中身の品質を見る。価値のない大量生成はスパムの扱い
  • AIは自社の事実を知らない。料金・エリア・実績・写真は自分で。個人情報は入れない。「No.1」「最安」をそのまま載せない
  • 引っ越しに備えて、ドメインは自分名義・原稿と写真は手元に・ログイン情報は自分で管理
  • 名刺代わりや期間限定ならAI・無料で十分。問い合わせや採用を増やしたいなら、設計と撮影をプロに任せる選択肢もある

「自分で作ったページで足りているのか、見てほしい」という段階でも大丈夫です。今のサイトの診断や競合の調査、施策のご提案までは無料で行っています。無料診断またはお問い合わせからどうぞ。

「うちの場合はどうだろう?」と思ったら、まずは無料でご相談ください。

まずは、お話を聞かせてください。

ご相談は無料です。「何から始めればいいかわからない」という段階こそ、お気軽にどうぞ。